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【働き/役割】Vitamin B6
タンパク質の再合成に欠かせない栄養素
◎水溶性
◎1日の摂取基準量:成人男性1.4mg 成人女性1.2mg 上限60mg
身体を作る材料がタンパク質。タンパク質は体内へ入ると、アミノ酸に分解され、再び身体に必要な形に再合成される。ビタミンB6はこの再合成の仕事に欠かせない栄養素である。ビタミンB6をキチンと摂取すれば、タンパク質が有効に使われ、皮膚や髪、そして筋肉などが健やかに育っていく。また、このビタミンB6は神経細胞間で情報伝達に必要な、アドレナリン、ドーパミン、セロトニンなどの生成にも関わっている。そのため、ビタミンB6が不足してくると神経系の機能が低下して、不眠症やうつ状態になる。さらには、免疫力を高めたり、アレルギー症状にも有効だとされている。水溶性なので余剰分は排泄されるが、1日200mg以上の大量摂取は神経系の障害が起きる可能性もある。
- マグロ赤身
マグロの赤身に豊富なビタミンB6。脂質の代謝に関わるほか、脳の神経伝達物質の合成にも関与している。 - 鮭(天然)
天然の鮭にはビタミンB6が豊富に含まれる。定番の朝食のメニューとして、是非取り入れたい。 - 鶏ささみ
ビタミンB6は、脳の血流を促したり酸素供給量を増やすGABAの生成にも関わる。鶏ささみなどで補給を。 - バナナ
極めて効率のいい糖質源にもなるバナナには、ビタミンB6も十二分に含まれている。トレーニング前後に。
【働き/役割】Vitamin B2
皮膚、髪の毛、爪、筋肉を新しく作り上げてくれる
◎水溶性
◎1日の摂取基準量:成人男性1.6mg 成人女性1.2mg
新陳代謝。人の身体は皮膚、髪の毛、爪、筋肉など常に新しいものへと作り変える作業を続けている。この作業で重要な役割を担っているのがビタミンB2である。ビタミンB2はタンパク質、脂質、糖質の分解に関与している。この中でタンパク質を分解する仕事が代謝を助けているのである。また、ビタミンB2は、体内でグルタチオンペルオキシターゼという酵素と一緒になって、過酸化物質を分解してくれる(過酸化物質は動脈硬化や癌に関わるとされる物質)。ビタミンB2が欠如すると、舌や眼などの粘膜部分が機能不全に陥る。これが口内炎や口角炎、眼の充血などを引き起こす。さらに皮膚に吹き出物ができたり、髪がぱさつく。ビタミンB2は体内に溜められないので、積極的に摂りたい。
- 鶏レバー
レバー類に多く含まれているが、最もカロリーが低いのは鶏のレバー。牛肉のヒレ肉にも豊富。あっさりいただきたい。
【働き/役割】Vitamin B1
酵素と協力しながら糖質をエネルギーに変える
◎水溶性
◎1日の摂取基準量:成人男性1.4mg 成人女性1.1mg
日本人にとくに重要な栄養素が、このビタミンB1である。なぜなら、ビタミンB1には糖質を分解する働きがあるから。体内で糖質をエネルギーに変えるときに必要なのが酵素。そして、この酵素がしっかりと機能するためには補酵素というのが不可欠で、ビタミンB1はこの補酵素の役割を果たしているのである。米食が中心で体内へ糖質の取り込みが多い日本人にはとても大切なのだ。また、ビタミンB1は脳や神経にも働きかけ、中枢神経や末梢神経を正常な状態に保っている。ビタミンB1が不足すると、神経質になったり、集中力や記憶力が低下する。さらには、食欲不振や筋肉痛、脚気などの状態に陥ってしまう。お菓子やアルコールなど糖質を摂りすぎるとビタミンB1が欠乏してしまうので注意しよう。
- 豚赤身
豚の赤身肉は、代表的なビタミンB1の補給源。豚しゃぶ、生姜焼きなどでさっぱりと。 - ボンレスハム
豚肉を原料とするハムは、調理いらずで手軽にビタミンB1が補給できる男子向き食材。 - ブリ
ブリはビタミンB1、 B2、B6などを豊富に含むビタミンB群の宝庫。疲労回復作用が期待できるたうりんも。 - ウナギ
夏場のスタミナ食として定番のウナギ。ビタミンB1、B2が豊富な食材ということは経験的に知られていたのだ。
【働き/役割】Vitamin A
皮膚・粘膜の機能を正常に保ち、免疫力の低下を防いでくれる
◎脂溶性
◎1日の摂取基準量:成人男性750μg RE 成人女性600μg RE 上限3,000μg RE
ビタミンAという名前は総称。レチノールやα-カロテン、β-カロテンなど体内でビタミンAに変わる栄養素に対して使われる言葉。レチノールはレバーなどの食品、カロテンは緑黄色野菜などに多く含まれている。ビタミンAの働きは皮膚や粘膜などを正常に保つこと。皮膚や粘膜は、ウイルスなどの外敵から身体を守る役割をしている。ビタミンAの摂取量が少ないと、免疫力が低下してしまう。
- ニンジン
β-カロテンは、緑黄色野菜の色素成分。胃粘膜が荒れたときにはニンジン、カボチャなどを積極的に摂りたい。 - モロヘイヤ
野菜のβ-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換される。モロヘイヤのβ-カロテン含有量はダントツ。 - アンキモ
皮膚や粘膜の健康、骨の発育にも関わるビタミンAは、アンキモに豊富。ときどき摂るとよい。
